そもそも同担って何？

「同担」とは、同じアイドルやキャラクターなどを応援するファンのことです。

元々はジャニーズファンが自分が好きで応援しているメンバーのことを「担当」と言っていたことが語源で、同じメンバーのことが好き、つまり“同じ担当”であるという意味を指します。

同担歓迎派VS同担拒否派

では、同担とライブやイベントに一緒に行ったり、隣同士になったり、SNS上で絡むことなどに抵抗が無い「同担歓迎派さん」と、同担は視界にも入って欲しくない「断固拒否派さん」、はたまた「条件さえクリアしていれば同担OK派さん」、それぞれの割合はどうなっているのでしょうか？

結果としては程よく分散しましたが、基本的には「同担歓迎」というオタク女子が最も多いようです。

しかし、それと僅差だったのが「条件付き同担歓迎」というオタク女子たち。一概に同担を“歓迎”するわけでもなく“拒否”するわけでもない、ある一定の条件さえクリアしていれば同担でも絡めますというオタク女子たちが存在しているのです。

歓迎できるのはどんな条件？

先述したように、「条件付き同担歓迎」派のオタク女子たちがかなりの数存在していることが明らかになりました。

一体どのような条件を求めているのでしょうか。

夢みる女子は敬遠されがち？

圧倒的に多かった意見が「夢女子ではないこと」でした。

“夢女子”とは、「ドリーム小説/夢小説」という創作ジャンルを好む女子のことで、既存のアニメや漫画などの作品の世界に、自分が作り上げたオリジナルのキャラクターや自分自身を投影したとするキャラクターを登場させ、好きなキャラクターとの恋愛関係を描いたり、様々な設定で楽しんだりする女性を指します。

自分の推しと同担が恋愛関係を築く作品に不快感を抱くオタク女子はやはり多いようです。

また夢女子と呼ばれるオタク女子たちは、基本的にリアコ(※)が多く、推しへの独占欲が強い傾向にあります。そこで、同担として関わるとトラブルが起きると考えるオタク女子も多く、このような結果になったと言えます。

※リアコ：リアルに恋してるの略。推しに対して単純に応援しているだけではなく付き合いたい、結婚したいという恋愛感情を抱き本気で恋をしている状態やその状態のオタクのことを指す。

どの世界でもマウンティングは嫌われる

続いて多かったのが「マウントを取らないこと」。

同担同士ではやはり推しへの愛は私の方が強い！という気持ちが生まれてしまうオタク女子も少なからずいますよね。

それをわざわざ表に出してしまっては相手に不快感を与えるだけですし、やはりそういった同担とは関わりたくないと思うオタク女子が多いようです。

“〇〇=愛思考”って？

また、気になるワードとしては「〇〇=愛思考のない人」という意見。

“〇〇=愛思考”とは、「ファン歴=愛」や「持っているグッズの量=愛」など、推しへの愛の強さを目に見える数値や量などで推し量る思考のことを言います。

この思考のオタク女子はマウント傾向が強いことから、苦手とする人も多いようです。

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■調査概要

調査の方法：WEGOが運営するInstagramを利用したアンケート方式で実施
実施時期：2023.5.6～2023.5.7
調査の対象：Z世代を中心としたオタク界隈
総有効回答数：5,792