【インタビュー】marina|迷走期を経て掴んだSNSのこだわりと憧れ

WE LABOが発表した「2024年上半期“界隈別”トレンドランキング」フレンチガーリー界隈が選ぶ流行った【インフルエンサー部門】第3位にランクインしたガーリー系インフルエンサー・marina

ガーリー女子を中心に着々とフォロワーを伸ばし続ける彼女に、La Doll.アンバサダー・るかがインタビュー!世界観を作り上げるためのこだわりや、SNSでは見えない素顔に迫ります。

先日行われた“界隈別”トレンドランキング「インフルエンサー部門」

インタビュー

インフルエンサーとしての軌跡

るか:SNSで活動し始めたきっかけを教えてください。

marina:大学4年生のときにアパレルブランド「épine(エピヌ)」でアルバイトをし始めて、それを機にSNS頑張ってみようかなと思って意識し始めたのがきっかけです。

るか:では(活動する)以前から元々ガーリーなお洋服とかはすごくお好きだったんですか?

marina:いや、正直実はépineで働き始めるまではここまでガーリーな服とか着たことなくて、ブランドで言うとChicoとかmysticとか所謂“大学生といえば!”みたいなブランドの服ばかり着ていて。épineは知ってたんですけど、やっぱり高いじゃないですか…(笑)でも憧れはあって、応募してみたら受かって。そんな感じで始めました。

るか:そうなんですね!フォロワーが伸び始めたきっかけなどはありますか?

marina:épineでスタッフとして働き始めた年の冬にファーコートのイルミネーションの投稿をしたら結構反応がもらえて、フォロワーも1,000人くらい一気に増えたんです。それがきっかけで伸び始めました。épineで働いてたときはブランドの公式アカウントがメンションしてくれるからそれで知ってくれてる方が多くて、ブランドのファンの方々が知ってくれてたって感じですかね。

るか:どういう投稿が伸びやすい、反応を得やすいなどはありますか?

marina:私的にはやっぱりディズニーとかハロウィン!去年行ったアリエルの投稿とかがすごく反響があって。あと去年のハロウィンに「天使」のコスプレをしたんですけど、それもすごく伸びていて、割と“日常”というよりかは“非日常”的な投稿の方がフォロワーの方には好きでいてもらってるのかな?って感じです!

るか:フォロワーやファンとの関係性で意識していることはありますか?

marina:まず自分をファンのついている存在なんて思ったことなくて…!(笑)でもフォローしてくれてる方々からのいいねとかコメントとかすごく嬉しくて。DMをくださる方もいるので絶対それは返すようにしているのと、最近はインスタライブでコミュニケーション取れたらいいなと思って先日もやってみたりとかしました!

撮影は○○を気にする

るか:他撮りのコツを教えてください!

marina:私は最近特に自分のフィード投稿見てて思ったのは、カフェでこうやって撮る写真が多いんですよ。で、平面じゃなくて結構上から撮ってもらうようにしていて。この方が顔が小さく見えるし目も大きく見えるので!

るか:撮ってもらう人にどんな風にお願いしてますか?

marina:大体いつも撮ってくれる子と一緒に出掛けるので、私のやってることも知ってて「こういう感じで。この角度、こう!」みたいな感じで自分で指示してやってもらってます。

るか:自撮りのコツも教えてください。

marina:自撮りはすごく私はヘタクソなんですけど…コツがない(笑)

しいて言うとすれば私は横のほうが撮りやすくて、綺麗に撮れるなって思ってて。横で撮ることが多いです。

るか:自分に合う加工方法はどうやって見つけていきましたか?

marina:そうだなあ…でも途中、迷走期ってあるじゃないですか、誰でも。もう宇宙人みたいに目がデカくなりすぎて友達に「なんか気持ち悪いよ」って言われたこともあって(笑)

だから他人からの目線を気にするようにしています。例えば、加工して友達に「これ何枚目がいいと思う?加工も変じゃないよね?」って聞いてた時期もありました。とにかく違和感がないかを友達に確認してもらって。でも何回もやっていったら自分の顔のコンプレックスとかをこうしたいみたいなのが出てくるから、回数を重ねて経験してくって感じです。

るか:仲の良いインフルエンサーはいますか?

marina:最近はyuiちゃんとかとは結構遊んでいて、mayuさんとかも結構遊んでもらってます。

るか:どこで知り合ったんですか?やっぱりInstagram上ですか?

marina:Instagramで相互になって、遊ぼう~みたいな感じで誘って誘われてが多いですね。

るか:インフルエンサー同士だとどうやって遊ぶことが多いですか?どんな話をします?

marina:基本的にはお互い写真を撮りたいじゃないですか、やっぱり。だからカフェ行ったりディズニー行ったりして、“写真撮りに行く”みたいな。お互い気兼ねなく写真を撮れるからそういうスポットに行ったりしてて。喋る内容は「最近投稿伸びないんだよねー」とか、本当にそういうSNSの話とかが多いかもしれないです。流行ってることがあれば「最近これアツいらしいよ」とか共有したりしてます。

ファッションと美容の譲れないこだわり

るか:今年の秋冬に狙っているファッションアイテムはありますか?

marina:私最近髪の毛を明るくしたんですよ。結構明るめに染めてもらったので、ベージュ系の“THE・秋”っていう服を着たいなって思ってて。今だとANDMARYのセットアップが本当にすごく可愛くて!普段あまり柄物って着ないんですけど、チェック柄のそういう服が欲しいなって。あとはガーリーの中でもガーリーすぎない、どこかでバランスを取るというか、甘すぎないファッションを秋冬はしたいなって思ってます。

るか:カジュアルガーリーみたいな?

marina:そう!カジュアルガーリー。結構今まではガーリーで生きてきたんですけど、自分の推しの韓国アイドルとかの影響もあってカジュアルな感じもかわいいなって思っていて。自分らしいバランス感を見つけたいなと思ってます。

るか:韓国アイドルだとどんな服を参考にしているとかありますか?

marina:んー…ベタすぎるけど去年、TWICE・サナちゃんが着ていたブラウンのチェック柄のセットアップにグレーのインナー着てる、めっちゃバズったコーデがあって。それもあってANDMARYのセットアップ着たいなって思ったのもあって。サナちゃんってちょっと大人の女性のコーデじゃないですか。自分も年齢的にもそっちの系統に移行していきたいなって思い始めて。良い所取りしたいなって思ってます。

るか:いつもどうやってコーデを考えてますか?

marina:これは着たいなって思うもの(大体トップスなんですけど)に合わせて選んだりします。写真撮るときにカフェだったらトップスの方が写るので。コーデはPinterestでよく検索して探してます。海外ガーリーとか海外っぽいような服とかコーデはPinterestの方が探しやすくて。可愛いと思ったものを保存してこれ真似しよう、みたいなときが結構あります。

るか:Pinterestでどんなワードで検索してますか?

marina:検索するっていうよりかは、ずっと出てくる昔見てたものの関連画像の中から「あ、これ可愛い」「これも可愛い」って感じでエンドレスでやってます。

るか:では普段、美容のために意識していることを教えてください。

marina:そうですね…女の子は肌と髪が綺麗だったらもう可愛いじゃないですか。だからやっぱりそこは大事だなと思ってこの間も縮毛矯正したり、月一回は必ず美容院行ってます。普段のヘアケアもめっちゃ大事にしてて。あとは肌も最近ちゃんと行くようにしてて、ピーリングとか、この前韓国行ったときに初めてリジュランやったんですよ。でもリジュラン良かったんですけど、まじで痛くて死ぬかと思いました(笑)もうやっぱり肌治療も受けなきゃいけない年齢だなって思って受けてます。

るか:髪のホームケアってどんなことしてますか?

marina:まずシャンプーは絶対市販のものは使わない。市販のシャンプーは洗浄力が強いので髪が痛むからサロンのものを使ってます。トリートメントは特にこだわりはなくて、お風呂あがってからヘアミストとヘアミルクとヘアオイルしてて。でもヘアオイルはこの前行った髪質改善の人にアウトバスはやらない方がいいって言われて、ミルクだけでいいって言われたのでこの2つだけやってます。ジョンマスター(john masters organics)のヘアミルクがいいって言われて、もう5本くらい買ってるくらい好きです。ヘアミストはジル(JILL STUART)のやつが良い匂いだなあって思って使ってます。

るか:2024年の上半期ベストコスメを教えてください。

marina:JILL STUARTのチーク!あれがめっちゃ毛穴レスになる。本当にふわってしたほっぺにしてくれて、良い意味で発色が良すぎないからすごく使いやすくて。今日も持ってきてるんですけどお気に入りです。

趣味は推しとカフェ

るか:趣味は何ですか?

marina:趣味は推し活とカフェ巡りです!

るか:推し活はどんなことするんですか?

marina:オフ会とか現場(ライブ)に行ってて、あとはリリイベ(リリースイベント)とかに行ったりするんですけど。あとは友達とサンリオピューロランドに行ってネームプレート作ったりとか、本人不在の誕生日パーティーをやったりします。現場がない時でも友達と推し活してます。

るか:推し活する友達はどこで出会うんですか?

marina:友達は元々仲の良い地元の友達で、好きな界隈が同じなので一緒に推し活してます。

るか:推しに会う日の参戦服ってどうやって決めてますか?

marina参戦服は絶対新しい洋服で準備万端で行きたいっていうのが私の中であって、推しに見られるかもわからないので自己満でやってるんですけど。(笑)

メンカラ(メンバーカラー)着て行ったりとか、あとは見られるとしても上半身を見られるじゃないですか、だからトップスはボリュームがあってフリルがめっちゃ付いてるとか、トップスに特徴的なデザインがあるものを持ってきてコーデ考えたりします。

るか:(推しの)界隈ごとに意識していることはありますか?

marina:なんですかねぇ…難しい!(笑)でも界隈ごとにオタクのファッションも全然違うし、層も違うなって思うときがあるので、確かにそれは意識するかもです。ファッションはそれこそアイドルが好きなので、その時ははガーリーな感じで行こう!とか、K-POPだったらカジュアル目に落とそうかなってことはするかもです。

るか:じゃあ今気になってるカフェがあれば教えてください。

marina:最近行きたいなって思うカフェは、大阪とか…(笑)東京じゃないんですよ。韓国とかもあるし、保存して見たら「いや近くじゃないんかい!」みたいな(笑)行きたいところは大阪とか名古屋とか韓国とかもそうなんですけど、結構遠くにある感じですね。東京はもう行きたかったところはこの間行ったので…。

るか:どこですか?

marina:「Cafe Dalcomhada (カフェ ダルコムハダ)」っていう新宿御苑の韓国っぽいカフェで、犬のカップケーキが可愛かったです!

るか:カフェを探すときはどうやって検索していますか?

marina:ここら辺行こ~って決めて、例えば「#新宿カフェ」とか。多分みんなと変わらないんですけど(笑)あ、でも最近はInstagramだけじゃなくてTikTokも見るようにしてます。なんかTikTokの方が意外と「最近できたカフェ」とか出てきたりするから両方使ってます。二刀流で探してます(笑)

るか:写真映えするカフェを選ぶ基準ってありますか?

marina:これは本当に好みだと思うんですけど、私は照明がちょっと薄暗いとか暖色の照明のところとか、内装が木っぽい感じのカフェはあまり選ばなくて、どちらかというと韓国っぽいカフェとか白基調のカフェが好きで。でも席ゲー(写真映えする席が限られている)みたいなところもあるじゃないですか(笑)だからちゃんとそのカフェのSNS飛んで、ここのお店は席ゲーじゃなさそうだなとか、内装までしっかり見てから行くようにしてます。

るか:ちなみに席ゲーだなって思ったカフェの時は希望の席座れるまで待ったりとかします?

marina:様子見するかもしれないです!(笑)お店の迷惑になっちゃったらアレなので「順番的に一組待てば行けそうじゃない?」ってなったら「すみません、あそこの席に座りたくて。」って伝える時もあるし、ちょっと無理そうだなって時は言わないので状況次第かなって感じです。

ガーリーは卒業したい?

るか:自分自身、何界隈だと思いますか?

marina:んー、それこそこの間ランキングに入れていただいたのが“フレンチガーリー界隈”だったので、「やっぱり私皆にフレンチガーリー界隈って思われてるのかー!」って思いましたね。やっぱりガーリーはガーリーだと思うんですけど、どうなんだろう?私的には、フレンチガーリー界隈なのかな?って。ふーりーちゃんとかのイメージが強いから…でも「最近の投稿はフレンチガーリーなのかなぁ?」とか思いつつ(笑)

るか:でもあのランキングはあくまで“フレンチガーリー界隈の子が選んだ”って意味らしいです!

marina:あ、そういうことだったんですね!(笑)まあでも、ガーリーなのでは!と思ってます。でもちょっとずつ私はガーリーの要素を抜いていこうかなとは思ってます。韓国っぽいというか、カジュアル系のほうが最近は伸びてる子多いなって印象が私の中であるので。

るか:自分の好きな系統ってトレンドに結構左右されますか?それとも貫きますか?

marina:でもそれで言うと私結構流されやすいというか影響受けやすいので…(笑)

るか:今は結構韓国っぽい系統に変えていきたいみたいな感じですか?

marina:ですです。épineに飛び込んでこういうガーリーな系統も好きになったので、前は「自分はこういうの着れないな~」って思ってたくらいで。でもそこで働いてる中でスタッフさんが着てるのを見て「こういう系統も可愛いな、着よう。」ってなって。その時々の環境によって影響されやすいので、良い意味でも悪い意味でも私のInstagram見てくれてる子はわかると思うんですけど、固定の世界観っていうのは無いかもしれないです。その世界観を自分でも早く掴みたいなとは思うんですけど…。流されやすいタイプかもしれないです。

るか:ガーリーは常に軸にあるって感じですか?

marina:そうですね。自分ももちろん好きなんですけど、見てくれてる人が多分ガーリーな私が好きでフォローしてくれた方が多いと思うから、そこの要素は外せないというか、外しすぎると違うかなっていう風に思ってます。

憧れの存在

るか:Instagramの系統で参考にしてる、憧れてる方はいますか?

marina:Bibiy.(ビビィ)のyuyukoさんいるじゃないですか。本当にもうTHE・センス!みたいな。Instagramでいうとyuyukoさんみたいになりたいです。あとは私が推してるNCT WISHっていうグループがあるんですけど、Instagramもめっちゃ可愛いんですよ。コラージュとかもめっちゃ可愛くてポップな世界観も可愛いなって。あとはあさぎーにょちゃんとかsowaちゃんとか、色使い上手な方がめっちゃ憧れるんですよ!私ならその色とその色を合わせるって想像がつかないな、とか思ったり、でもめっちゃまとまりある!みたいなセンスが私は憧れます。

るか:では系統とは別で、自身のロールモデルはいますか?

marina:ロールモデルで言うと、M-YOU所属のYouTuber・牛江桃子(ももち)さんっていうYouTuberの方がいて。ももちさんみたいなインフルエンサーになれたらいいなって思ってます。もちろん数字を伸ばす、フォロワーを増やすっていうのもそうなんですけど、自分の服やコスメをプロデュースされてるじゃないですか。ももちさんも元々アパレル店員だったし、そこから自分がプロデュースしたものを世に出すっていうのが私の理想像で。ももちさんはSNSでずっと見てたんですけど、実際にお会いする機会があって、でも動画の中のももちさんと変わらなくて。だから今こうなりたいっていうのには、ももちさんが一番近いかもしれないです。

左:La Doll.アンバサダー・るか、右:marina

marinaさん着用アイテム

トップス:ダブルドロスト長袖ブラウス
スカート:ベルトセットチェックミニスカパン
ソックス:細リブハイソックス

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プロフィール

■marina

1999年7月29日生まれ。神奈川県出身。アパレル店員での経験を経てブランドディレクションとしての活動歴もあるためファッションの発信を得意とする。
ガーリーでかわいらしい世界観で統一されたInstagramのフォロワー数は現在1万人を超える。
WE LABOが発表した「2024年上半期“界隈別”トレンドランキング」フレンチガーリー界隈が選ぶ流行った【インフルエンサー部門】第3位にランクイン。

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