深く考えないがコツ!古森もぐが語る「女子高生あるある」制作裏話<インタビュー>

TikTokやYouTube ShortsなどのSNSを中心に、女子高生の日常を切り取った“あるある動画”が共感を呼び、Z世代から熱い支持を集めているクリエイター・古森もぐ(ふるもりもぐ)さん。

今回は、そんな古森もぐさんにインタビュー!動画の制作の裏側や、教育実習のエピソード、そして「視聴者を楽しませたい」という思いについて、お話を聞きました!

インタビュー

━ まず初めに「古森もぐ」さんについて自己紹介をお願いします!

初めまして、古森もぐ(ふるもりもぐ)です。

普段は短い動画で女子高生のあるあるとかを中心に動画を投稿するなどして遊んでいます。短い動画以外にも曲を出したり、長尺の動画を出したり、写真を投稿したり、楽しくSNSで活動させていただいているので、ぜひ皆さんよかったら遊びに来てください!

最近は教員免許をゲットすることができまして、頭はよくないんですけどそんな人間でございます!よろしくお願いします!(笑)

━ ありがとうございます!では、インタビューに入っていきます。
まず「どんな人に、どんな気持ちになってもらいたいか?」など、コンテンツ制作における根本的な考え方を教えてください。

私は「女子高生のあるある」を投稿してるんですけど、自分が高校生の時は動画のような「いえーい!」って感じではなくて、でもそんな高校生時代に憧れてたなっていうのが動画を作るきっかけで。

学校って、毎日同じことの繰り返しで「つまんないな~」って感じる人も多いと思うんですけど、そんな中で「あるある」を通してちょっと違った視点が加わって、「あ〜確かにこういう子いる!」とか思ってもらえたら、学校生活が少し楽しくなるんじゃないかなって。

あとは、動画を見て友達同士で「お前これじゃーん!」って話題にしてもらえたりして、そうやって学校がちょっとでも楽しくなったらいいなって思ってます。卒業した人にも、「こんなことあったな〜」って思い出して楽しい気持ちになってもらえたらうれしいです。とにかく、見てくれた人が少しでも楽しい気持ちになってくれたらいいなって思ってます。

━ 自身の動画の中で、特に反響が大きかったものなど、“バズる”動画に共通している要素はありますか?

割と絶妙なあるある、「わあ、かわいい!あるある!」みたいなのよりも「うわ、それちょっと嫌だわ…」みたいな絶妙な気持ちになるあるあるみたいなのは、結構反響多いイメージがあります。

あとは流行り「なあぜなあぜ」とか流行りに乗ってアレンジする動画は結構いいねがもらえることが多いですね。

━ 動画作りの最初のアイデアってどんな時に生まれますか?

割とぱっと思い付きが多いですね。もともと教員免許取った関係で母校に教育実習に行ってたんですけど、その時に生の高校生をみて、「あ~自分もこんなんだったなあ、そういえばこういうことあったなあ」みたいなのを思い出して、そこをきっかけに動画投稿を始めたみたいなところがあって。ずっとその記憶を無理やり呼び起こしてる状態が続いてますね。

━ 実際に高校生とコミュニケーションを取って結構ネタを拾ったりとか?

そうですそうです!教育実習って、自分が授業をすることもあるんですけど、基本的には先生が授業してくださってるのを後ろで聞いて、メモを取ることが多くて。そのメモの端っこに、実は動画のネタもこっそり書いてたりしてました。(笑)

━ めちゃめちゃクリエイターですね!(笑)

内緒ですよ…!(笑)

━ 思い付いたアイデアはどう精査してブラッシュアップしていますか?

そもそもあまり深く考えることはしないようにしていて、こんなことあるな~っていうふわっとした思い付きみたいな部分をどちらかというと大事にしてるんですよね。作ってみても「つまんないな!」と思ったら出さないようにしていて、基本的にはあまり深く考えず、ありのままを大事にしていますね。

━ 結構“数打て系”ですか?

数打て系です!もう毎日投稿して「どれか当たってやれ!」って感じでやってます(笑)

━ そうなんですね!(笑)
SNSの流行はどうキャッチして、自分のコンテンツに落とし込んでいますか?

(SNSを)めっちゃ見ます。とにかく見て、これなんか自分の体験とか高校生のあるあるに生かせそうかも!っていう一瞬の気持ちを逃さないようにすぐメモしたり、頭の中で広げたりみたいなのはなるべく心がけようとはしてますね。

━ 企画がボツになる基準、「このアイデアはやめよう」と判断するポイントはありますか?

形になったなというものは基本的に全部出すようにしているんですが、例えば、ひとつ軸を見つけて10個ネタを考えたとして、最初の2本がバズらなかったらあとはもうボツにしています。まず出してみてから決めることが多いですね。

━ 投稿する時間帯や曜日などはどのように選定してますか?

あまり気にしてはないんですけど、気持ち的には19時半が多いですね。ただ私夏休みの宿題とかもギリギリまでやらないタイプなので、もうずっと19時半まで動画を作ってます(笑)それで間に合わなくて過ぎちゃうこともあるんですけど、私自身あまり時間の違いで伸びが変わるなあとは感じたことがなくて。

あとはなんとなくですけど、金・土曜日に出したらみんな見てくれるかなって思ってなるべくその日は出そうとか、ふわっとした感じです。

━ 視聴者の反応、コメントなどをどのように活用し、次の動画に活かしていますか?

そうですね、最近だと「なんか気まずくない?」の動画をよく出していて、「私も最近こんな気まずいことありました!」っていうコメントがたくさん来たりして、そういうのを動画にしようって思ったりとか。視聴者からいただいたアドバイスを動画にするのはよくしています。

あとは「今日の動画のここ面白かったよ」「ここ良かったよ」とかのコメントを参考にして、別の動画でまた入れ込めそうなタイミングがあればできる限り入れるようにしています。

コメント自体はかなり見ています!

@45sde72 なんか気まずくない?#JK #あるある ♬ オリジナル楽曲 – 今日だろう京太郎🌋🪧
━ “バズる”ために意識している演出、視聴者を惹きつけるための工夫はありますか?

最初の3秒が大事ってよく聞くので、最初の3秒が経過したタイミングで大きな変化があるようにはしています。ずっとつまらない時間が続かないようには意識していますね。

━ TikTok、YouTube、Instagramなどプラットフォームごとの戦略の違いはありますか?

全く同じ動画を投稿しているんですが、動画のタイトルやキャプションなどは変えるようにしています。

TikTokは割と視聴者と親近感だったり友達感覚というか、クラスメイトみたいなテンションで見てほしいしそういう人が多いんじゃないかなと思っていて、「みんなこういう時どうする?」みたいな問いかけをしたりしていて。

YouTubeのshortはクラスメイトというよりは、遠くから友達を俯瞰してみているみたいな人が多いのかなと思ってるので、「あなたはどっち派?」とか「○○な時」みたいなちょっと遠くから動画の中のクラスメイトを見ているようなテンション感の言葉を選んでいます。

━ ショート動画とロング動画、それぞれどう活用していますか?

ショート動画は私らしさみたいなのはあまり無いのであるあるで女子高生になりきった動画を投稿しているんですが、ロング動画はあるあるではなく私らしい日常を出せたらなと思って投稿しています。

━ 企画を形にするスピード感、アイデアを思いついてから撮影・編集・投稿までのスケジュール感はどのようにしていますか?

本当は毎日出さないといけないくらいの気持ちではいるんですけど、投稿のストックが無いんですよ。(笑)

だから朝起きてまずこたつに入って「あ~やばい動画撮んなきゃ」って思いながら、とりあえず一回TikTok見ながら考えて、15~30分くらい考えて「よし撮ろう!」くらいの、鮮度の高い感じでやっています。かなり良い言い方すると。(笑)

━ じゃあネタを思いついてから撮影まで日を跨ぐことは基本無いですか?

基本は無いですね!調子が良い時は何日分か撮り溜めておくんですけど、すぐ無くなるので(笑)

━ コンテンツを作り続ける上で、ネタ切れにならないための工夫や習慣はありますか?

日常に組み込む」みたいなことなんですかね…ないですけどね、ネタ!(笑)
起きてから、何かしらないかな~ってTikTokで探してます。

━ ネタ切れ困りますよね…もうこすり倒すしかないですよね!(笑)

本当にこすり倒してこすり倒して、もう出ないよ!みたいな(笑)考えても出ないときは出ないですもんね。考えて考えて作ったやつは逆に伸びないみたいなこともあります。

━ 動画がバズった後、フォロワーを定着させる工夫などはなにかしていますか?

特別なことをしているわけではないんですが、できるだけすぐ次の動画を出すようにしてます。バズった動画をきっかけに、プロフィールまで見に来てくれる方がいるかもしれないと思うと、そこで新しい動画を見てもらえるようにしておきたいなと思っていて。プロフィールを見てもらうと、その後もその人の「おすすめ」に自分の動画が出やすくなると聞いたこともあって。だから、新しい動画を見て好きになってもらえたらいいなと思って、投稿頻度を上げることは意識しています。

━ 今後のコンテンツ制作で、新たに挑戦したい企画や表現方法はありますか?

私自身音楽をやりたくて、「アバウトモンスター」っていう自分の曲を作らせてもらったんですけど、その時のMVの内容とかを考えて企画して、それがすごく面白くて楽しくて。だからそこをもう少し広げていくというか挑戦していきたいなって思ってます。それが今一番やりたいことですね。

新しい表現方法というか、面白かったんですよね。
いろんな表現の幅を広げて新しいもの作ることを挑戦していきたいなって思ってます!

━ では最後に、いつも動画を見てくれている皆さまへメッセージをお願いします!

いつも動画をご覧いただいている皆さん、ありがとうございます!皆さんの日常生活がより楽しくなる、そのスパイスになれるように、これからも楽しい動画投稿頑張っていくのでよろしくお願いしま~す!

プロフィール

■古森もぐ

「ネット上が教室!全女子高生のクラスメート」
共感性の高いショート動画コンテンツに火が付き
TikTokを始め多くのSNS媒体で若年層から支持されている

古森もぐさんとのコラボ動画もチェック!

@wego_official @古森もぐ のちゃんのWEGO3色ショッピング🛒🛍️ もぐちゃんが選んだのは何色のなに⁉️ ##WEGO##ウィゴー##3色ショッピング#古森もぐ ♬ オリジナル楽曲 – WEGO公式
@wego_official @古森もぐ ちゃんが45秒でコーデ組みに挑戦🔥 成功できたのか、👀 #WEGO #ウィゴー #45秒で何ができる #古森もぐ ♬ オリジナル楽曲 – WEGO公式
@wegoschool_official 古森もぐちゃんとアオハル部員の理想と現実 アオハル部員と古森もぐちゃんがコラボしたよ✨ @古森もぐ ちゃん撮影ありがとうございました〜🎀 ▼アオハル部員▼ @は ん な @豊川 ひなた #WEGOSCHOOL #WEGO #ウィゴー #理想と現実 #古森もぐ ♬ ショパン ノクターン第2番 ピアノ モノ – moshimo sound design

Z世代に関するトレンド情報はこちらからチェック

WE LABO |[ヒト・コト・モノ・バ]研究所

私たち一人ひとりが属する
「コミュニティ=界隈」に注目し、
リアルな声を聞き発信していく新しい研究所。
気になる界隈はフォロー欄からチェック!

■WE LABOができること

WE LABOでは本調査をはじめ、オタク界隈、地雷界隈、中学生・高校生界隈、ダンス界隈などZ世代を中心とした様々な界隈に対する調査を定期的に行っています。「令和に実在するブラック校則」や「地雷界隈が選ぶ飲み物ランキング」など各界隈を深堀りした調査なども実施しています。調査依頼やPR、コラボレーションなどのご案件につきましては、ぜひ専用フォームよりお問い合わせください

Previous Article

【2025】8界隈別に大調査|好きなお菓子ランキングTOP3

Next Article

【次流行る】2025年下半期ネクストトレンド大調査!WEGOスタッフに聞いてみた